まずはじめに決して服を脱ぎましょうと言っているのではありません。
面接官はあなたと面接をする前に何百人、何千人の人たちを相手に面接をしています。何が言いたいかというと、嘘をついても必ず見破られてしまうということです。
一つの質問ではうまく答えられてもいろいろな質問答えていく中で少しずつ見破られていきます。
そして、面接官は思うわけです。
この人は嘘をついているなと。
嘘をつく人を自分の会社に入社させたいとは思いませんよね。
いくら経歴が素晴らしくても最終的には落とされてしまいます。
人間というのは物事を最終的には感情で判断するそうです。
理論的に問題なくても気持ちにストップがかかると結果的に採用されないということですね。
つまり
「採用すべきと頭では理解していても心のどこかで採用したくないな、という気持ちがあると、最終的に気持ちが勝つ」ということです。
では、転職理由がネガティブだった場合はどうすればよいでしょうか?
面接では必ず聞かれる3つの質問があります。
その中の一つに「志望理由」があります。
前向きな理由で転職するのであればそのままを答えればよいのですが中にはネガティブな理由で転職を考えた人も多いかと思います。
人間関係や過激な労務、今の仕事に飽きた等・・・
そういった場合にどう答えればよいでしょう。
基本的な考え方としては「素直に答える」ということです。
しかしながらそれではきっとうまくいかないでしょう。
ポイントは「伝え方」です。
ネガティブな理由をそのまま伝えても何のアピールにもありません。
つまり、「ネガティブからポジティブへの」変換が必要ですね。
ではどう変換していけばよいでしょうか?
ネガティブの反対がポジティブなのですから「ネガティブな理由の反対はポジティブな理由」なわけです。
そうです。
逆の理由を伝えればいいんですね。
たとえば転職理由が「仕事に飽きた」とします。
その場合に、
ネガティブな答え:
「今の仕事は何年も同じことばかりをしており、飽きてしまったのでそろそろ他の仕事もしてみたいと思いました。」
一方
ポジティブな答え:
「今までの仕事は何かを生み出すという仕事ではありませんでした。そろそろ新しいものを生み出すという仕事をしたいという気持ちが強くなり決意しました。」
といった感じです。
伝え方一つで全然印象が違いますよね。
まずは本当の理由を素直に挙げてみましょう。
そして、その逆の言葉、表現を書き出してみて組み合わせてみましょう。
書き出した言葉はポジティブな言葉のはずですから、文章にすると自然と前向きな理由になりますよね。
忘れてはいけないのは、決して嘘や見栄を貼って背伸びをした回答をしないことです。